えりこの日々おもうこと

香川県高松市で子どもたちの居場所づくりや学習サポートをおこなう団体まなびやももを設立し運営しています。学校に行きにくい、行きたくない、不登校中の子どもたちも安心して過ごせる場所を目指して日々活動中です。このブログは自分が思ったことや考えたことの記録として書いています。思ったことをつらつらと。気軽に読んでください。

自分の優先順位をあげること

いつの間にか、前のブログから9か月以上経っていました…。

 

最近、えりこさんのブログ読んでます!と言ってくださる方に出会い、改めてうれしいなぁと感じています。

日々思うこと、だけど更新はゆっくりです。文通をしているように、気長にゆっくり待っていただけると嬉しいです。

 

私が住んでいる香川県高松市もやっと寒くなってきて、冬がくるなぁと実感しています。

 

近所のうどん屋さんのあたたかいかけうどん。ほっとします。

 

そんな私が最近、意識して実践していることは「自分の優先順位をあげる」ということです。

 

私はADHDASDで、その特性からも時間感覚をつかむことが苦手です。

他にも苦手なことがたくさんあります。実は今年、いろんな検査を受けたり、カウンセリングを受けたりして、自己理解を深めている途中です。その話もまたいつかできたらいいなと思います。

 

いろんな苦手なことがあるのですが、なかでも「自分の時間をつくる・守る」ということがとても苦手です。

 

 

仕事をしていると、頭のなかにいろんなことが浮かんできて「あれもやりたい!」「これもやらなきゃ!」「そういえば、○○も気になってたんだよね」と頭の中は常に過活動傾向。

 

一度、デスクワークを始めると今度は過集中で、休憩することを忘れて何時間も仕事をしてしまったり。

 

一方、聴覚過敏もあって、環境が整っていないと集中しにくいので、ノイズキャンセリングのイヤフォンを使っていたりします。集中できないと、思い通りに仕事を進めることができなかったり、ストレスから体調を崩してしまうことも。

 

いやぁ、本当に難しい。

でも、自分の脳とうまく付き合っていくためにも、自己理解を進めています。

 

そんな感じで、時間をマネジメントすることが苦手なので、一日、一週間、一か月、一年間のスケジュールを理解して、バランスよくこなすことが不得意です。

 

例えば、仕事を13時から21時まですると、帰宅したころには体力を使い果たしていますし、余力を残せない。家事はもちろん、ご飯を食べたり、お風呂に入ったりすることが頭のなかの予定には入っていません。帰宅と同時に体中のスイッチがオフになってしまいます。

 

するとどうなるかというと、食事は買ってきたものや冷凍、レトルトなどで済まし、寝落ち。体の疲れが取れないまま翌日になって、急いでシャワーをして、また仕事に繰り出すという状況になります。

 

居場所でこどもたちとごはんやおやつをつくるのは大好きです。

 

元々整理整頓や掃除が苦手なことも相まって、家のなかは雑然とした物だらけの空間に。ひと昔前に芸能人のお宅公開などで汚部屋とかゴミ屋敷の特集があったのですが、まぁそんな感じになってしまいます。

 

でも、本当はきれいで物の少ない空間が落ち着くし大好きなんです。

美術館や図書館のような雰囲気が好きでよく行くんですが、展示されているものや閲覧できるものはもちろん、その空間が好きなんですよね。余計なものがなくて、静かで、整っていて、心も頭もざわざわしない、というか、はぁ久しぶりに息ができた~という感じです。

 

高松市美術館は私のパワースポット。

 

 

温泉も大好きで、人の少ない時間帯に行ってのんびり過ごすのが好きです。

 

自宅はその逆で、荒れ果てていて、それを目の当たりにするたびに「自分はだめだなぁ」と落ち込んでしまうのです。

 

 

ある日、意を決してお掃除のプロにお手伝いを頼んでみました。

どんどん部屋がきれいになっていって、涙がでるほど嬉しい。(それでもまだ物は多い…)

 

それに触発されて、自分も掃除したかったところをやってみようという前向きな気持ちになれて、より快適な空間になっていきました。

 

シャワーばかりでしばらく浴槽に浸かっていなかったお風呂も掃除できて、今では毎日、一日の終わりにお風呂につかることができています。これがもう至福の時で、掃除できてよかった~と心底思うんです。

 

自分が心地よいと思う時間を過ごせることがこんなにもうれしいなんて。

 

ある人と上記のような話をしていた時に言われたことは「自分の優先順位をあげること、してみたら?」ということでした。

 

食事をしたり、家を掃除したり、お風呂に入ったり、生活の基盤や心身のコンディションを整えるために必要なことは自分のタスクとして一日の予定にセットしてみること。たまには、人の力も借りながらやってみること。

他にも通院することだったり、休暇を予定に組み込むことだったり。

 

私は今、33歳なんですが、30歳過ぎてようやく自分のために生きていいんだと思えるようになってきました。そのなかでも苦手だった「自分を大切にすること」に少しずつ取り組んでみようとしている今日この頃です。

 

また違う人に「えりこさんは、ずっとももに立っていてほしい。必要なひとだよ。」とも言われました。

 

私自身、6歳で父を亡くし、父は当時27歳でした。人はいつ死ぬかなんてわからないんだなと子どもながらに感じ、どこかでいつ死んでもいいように悔いのないように生きようと思って生きてきました。

 

ところが最近、「おばあちゃんになっても、ももでこどもたちとわいわい過ごしていたいな。」と思うようになってきたんです。

生きることに欲がわいてきたというか、そんな未来を描けるようになってきたというか。

 

その欲のためにできることの第一歩として「自分の優先順位をあげること」に向き合い始めているんだと思います。

 

仕事や家族やいろんなことの後回しに自分がなってしまうのではなく、自分を優先して、体調や生活も大切にしていきたいなと思います。

 

そして、私は不器用で要領もよくないし、できないこともたくさんあるから、周りに助けを求めることも恥ずかしがらずにやっていけたらいいなと思います。

 

わたし、これがどうしてもできないんですと、自分のことを理解したうえで、ここ手伝ってもらえませんか?と素直にリクエストをすることを練習していきたいと思います。

 

そして、自分が我慢すればとか、自分が頑張ればとか、自分のことは後回しでもいいと思ったときは、本当にそうなのかな?と一旦立ち止まって考えられるようになるといいな。

 

自分を大切にすることが、きっと周りの人を大切にすることにもつながっていくと思うから。まずは自分から、できる範囲で始めようと思います。

 

 

と、いつもの如くまとまりのない文章になってしまいましたが、最後まで読んでくださりありがとうございます。

 

日に日に寒さが厳しくなっていきますが、どうかあたたかく心地よい夜がみなさんにも訪れますように。